玉手箱
アラン秀俊さんが最初に倒れた時に
いの一番に考えたのは、大きなタワーマンションを手放すコト
私達二人で支えあって、もち続けられる。
と、思いつつも・・・私達が亡くなってからは
息子達の「負の財産」に、なりかねない!!
と、思い
「売却」の手続きにかかりました。
その時、私が「高校生」の時から、私の「裁縫」の手助けをしてくれた
「大きな箱型ミシン」だけは、手放せずに
実家に送り返しました。
その中に、息子達が「小学生」の頃に使っていた「裁縫箱」も
入れてありました。
その「裁縫箱」が、この度「孫」の手元で復活をします。
孫の要請で、5月中に手元に届ける!!
と言う約束を果たす為
無謀にも・・・夕方からの時間を使って
奈良から、倉敷まで、裁縫箱を取りに行く為だけに
ドライブして来ました。
到着は、21時をまわる予定だったので、母は寝ているから
静かに実家に侵入して、裁縫箱だけ持ち出して・・・
は、何故か母が、リビングで裁縫していて、撃沈(苦笑)
驚きながらも、喜びを隠せ無い様子(笑)
母の中で起こるコト
久しぶりに顔を見て、おしゃべりできる喜びと
早く帰して、ゆっくり休ませたい気持ちの交錯です。
私達の車を見送りながら、立ってる姿や
チクチク裁縫している姿に
やっぱり、私の「基」を感じて
心は温かさを増していました。
裁縫も編み物も、手仕事は全て
祖母から、母へ、そして私に伝承してきたコトです。
もったいない精神と、世界でたったひとつのモノが
私の「根っ子」で、どーーーーーんと構えているのもそれです。
ちょっとしつこい程に、お仕事にも、その
「家族」や「根っ子」に意識を置いています。
「家族」や「根っ子」を大切に出来ない人が
「お金」や「時間」を大切には出来ないヨ
と、考えているからです。
↓↓↓↓↓
そんな、ちっぽけな視点を「お仕事」の原点にしているので
私の提案は「超ミクロ」です。
「針の穴を通す」ほど(笑)
長男の依頼で、その頃の流行の「ドラゴンボール」の布で
裁縫箱入れは、私が創りました。
中を開けると、こんな物が入っていました。
そーーーーいえばと、走馬灯のように
その頃の「思い出」も一緒に飛び出して来ました。
あんなコトも、こんなコトも
色々有った「子育て時代」のコトが、私達夫婦の「根っ子」に有って
だからこその「今」
しかも、アラン秀俊さんが、最初に倒れてからの六年は
「無くて当たり前の、神様に与えられた」六年です。
孫が育つのを観ていたい!!
その思いが、こうして私達の行動を支えてくれます。
そんな孫も、今年は小学五年生
家庭科の授業で、この裁縫箱を使う日も近いです。
孫からの依頼「とーさんの使っていたのを、使いたい!」
そんなミッションの為に
このお顔です。
大きなマンションは、簡単に手放せたのに
こんな小さな箱が、大切に取ってあって
しかも、その中に「閉じ込めていた思い出」は
私達だけの「オリジナル物語」なのです。
孫に手渡す日が、楽しみで仕方有りません。
そうそう、それから「箱型ミシン」の中に
こんなモノがありました。
貼り付けた「セロテープ」の変色
昔、むかーーーーし「内職主婦」の時代に
子供達の洋服を買いに行くお店の方に
手創りエプロンを褒められて、好い気になって
布を買いに行って、創って売ってもらっていた時の「型紙」です。
先日、伺ったお客様の所で
「オリジナルエプロン創り」をお勧めして来たので
早速、あのお方にプレゼントしよーーーーーっと
昔取った「杵柄」は、まだまだ利用価値を膨らませそうだわーーー
時代の変遷は有っても「女性の視点」の基に有る
「女性ならではの柔らかさ」「暖かさ」「しなやかさ」を活かしたコト
これから、きっとまた必要になるんだワ

NagataYouko

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