働くという事、仕事をする意味、すべてはあるお方から、私が身をもって学んだ事
そのお方は、大正8年生まれの女医先生でした。
結婚後に、私が仕事を始めたのは
前任の事務員の妊娠がきっかけでした。
その眼科医院は「医療事務員」の募集チラシを
新聞の折り込みに入れました。
当時、医療事務員の資格は持っていたけれど
どこにも勤めた事が無かった私。
そのチラシを暖める事、一週間・・・
専業主婦歴10年の私(シール貼りの内職はしていました)
精一杯の勇気を絞って、電話をして
面接に伺った日は
まだ昨日の事のように、覚えています。
次男が小学二年生になる前の春三月でした。
(ずいぶんと、昔の話です)
只今、その次男は36歳
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私が、「永田陽子」として、始めて「お金」をいただいた方です。
そして、私が今のファイナンシャルプランナーの資格を取得して
この資格の私に、一番最初に
契約下さったのも、この女医先生です。
私は、女医先生の「相続のお手伝い」を、させていただきました。
「公正証書遺言書」の証人として
公証役場にも、同席させていただきました。
私に「良い仕事をしている」と言って褒めて下さり
「貴方は90歳まで仕事をするのヨ」と
女医先生が、今の私の年齢くらいの時に
ご自身の為に「松坂屋」で仕立てられたワンピースを
私に下さいました。
まさしく、一番最初に
私に仕事をする事の大切さ、
仕事をすると、豊かになれる事を
身を持って教えて下さった方です。
当時は
目の前のレセプト(医療費の請求書)を仕上げる事
家族の世話、諸々役割の多かった私に
女性として、しなやかにそして厳しく
「働く姿」を示して下さった女医先生。
昨年の7月31日に亡くなられました。
私が、久しぶりのセミナーに汗していた時
静かに、天に召されました。
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私の活躍を、一番喜んで下さった女医先生を思い。
くじけそうになった時
女医先生からいただいたワンピースを来て
パソコンに向かいます。
女医先生から学んだ事を、思い起こし
私が、私の仕事をする「基本」に立ち戻る為にです。
仕事は、誰かを喜ばせる事!
女医先生の最後の診療の日
秀俊さんと二人で、女医先生の大好きなお花を持って行った時
患者さんの長蛇の列があった事、忘れません。

NagataYouko

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